新年度の幕開け
春。大学前の坂道の桜が満開に咲き誇っていたと思ったら、気がついたら散っていました。
たとえどんなに着飾って大学生を気取っていても、新入生とはすぐに気がつくものです。目は希望に満ちていて、どこか緊張した面持ちで大学校内をあっちを見て、こっちを見てと視線が慌ただしく動いています。
入学生は環境が変わり、引っ越しやら何やらで忙しかったことでしょう。
一方、在学生である自分も二年から無事三年生に上がれていることに安堵したのも束の間、新入生を迎え入れるための準備に明け暮れます。
まず初めのお話
春休み最後の一週間。在学生の皆さんは何をしていたのでしょうか。
最後の思い出作り? 実家からの帰省準備? まぁ、それぞれに思い出があることでしょう。
自分はずっと家に引きこもっていました。外に出るのもめんどくさかったので、買い溜めのカップ麺をすすり、太陽が照りつける昼間から無駄にモンスターを呑んでいました。
不健康極まりない生活です。二年前期の頃はこんな感(ry
何をしていたかといわれればこれ作ってました。
サークル紹介動画 pic.twitter.com/vL0Px1kBu5
— 九工大文藝部 (@kyutech_bungei) 2018年4月5日
サークル紹介冊子 pic.twitter.com/Z9VypX424K
— 九工大文藝部 (@kyutech_bungei) 2018年4月5日
サークル紹介動画(ボツ案1) pic.twitter.com/BUGZH0B6Kw
— クロス (@kurosu_kit) 2018年4月5日
見ての通り新入生サークル展示で配られる冊子と紹介動画です。おかげさまで五日間ほど費やしました。他にもポケモン風(ポケキットと被りそうだからやめた)だったり、ノベルゲーム風(文藝ちゃんの素材不足)だったりを作っていたのですが……。まぁ、いずれ自分のTwitterで紹介するかも知れません。
さて、そんな春休みを終えて、履修登録で頭を悩ませながら迎えたサークル展示当日。
文藝部は広い二階の教室を確保し、部誌の展示を行っていました。来た人数はずっといたわけではないので全てを把握している訳ではありまえんが、十数人といったところでしょうか。
何人か「元文藝部でした」「作品はネットで書いてました」と嬉しいことを言ってくれまして。元文藝部でもない、作品も高校時代に書いたことのない自分が文藝部に入って部長までやっているという異常性を再認識して一日は終了しました。
運命の日がやってくる。
サークル登録会当日。
本格的に講義が始まって、慌ただしくいつも通りの日常が過ぎ去っていく中、五限の時間帯にねじ込まれたサークル登録会。
大学に存在するサークルが体育館に集結して、並べられた長机に陣取って新入生を待ちます。
この日、サークルとしての一年が決定すると言っても過言ではありません。
やりたい活動も部員がいなくては始まりません。新入生がサークル登録会に行かずにサークルに入ってくるなんてことはごくごくまれな事象です。ここで確保しなければいけないのです。
ブースにいつもの文藝部立て看板を置いて存在をアピール。
華やかなイラストの部誌を並べて活動実績をアピール。
この狭さは文フリを思い出しますね……。
さて、過去の思い出話は今後の酒の席にとっておくとして、結果は……
7人でした。
十分すぎるほどでしょう。去年の五人よりも多いです。少ないとか言わないで下さいね。ここは工業大学であり、基本的に理系集団なのですから。
活動は慌ただしく始まりを迎える。
【今週の部会】
— 九工大文藝部 (@kyutech_bungei) 2018年4月9日
日程:4/12(木)
場所:1201講義室
時間:18:00~20:00
内容:初回活動。今年一年の活動予定と部室案内。
いつもは部室で行っているのですが、講義室を借りてまいりました。隣がパソコン講習会を行っており、「ここがパソコン講習会会場ですか?」と入ってくる新入生がたくさんいました。
やらかし……いえ、これは新入生に文藝部を知ってもらうための高度な作せ(ry
そして、パソコン講習会と部会が被っていたせいで新入生の参加率は半分を下回っています。来年部長する人は新入生の活動もサーチしておいて下さい。
今後部会する曜日とか新歓の日にちとか決めておきたかったのですが、世の中上手くいかないものです。
部員のそれぞれが個性的な自己紹介やらステマをかまし、わいわい雑談を交わし、
部室の席が埋まっていることに感動し、今後の学生生活について希望と絶望、挫折を語り、
九工大文藝部の歴史を語り、
時刻は八時を回っていました。
サークル棟の明かりはどこを見ても点いたままで、大学生が慌ただしく走り回っています。サークル登録会の次の日に初回活動をやっている部が少なからずあったようでした。
始まりの計画性皆無の部会は、慌ただしく始まり、慌ただしく終わっていきます。
ではでは、こんな部長ではありますが、
今年度もよろしく。