西南に来た
7月5日水曜日。九工大文藝部の面々は、西南大学へと足を踏み入れた。
おしゃれな外観の図書館。美しい並木道。舗装された歩道。駅から徒歩八分というアクセスの良さ・・・・・・。ほんの少し感動を覚えながら、西南文藝同好会の幹事と副幹事の二人に連れられ、奥へと進んでいきます。
我々がやって来たのは、九工大と西南の文藝サークルの交流会のため。Twitterで適当に会話していたらいつの間にかやることになっていた交流会が開催されるのです。
さて、前置きはこれくらいにして活動内容を語っていきましょう。やった活動内容は「風景デッサン」(西南企画)と「ビブリオバトル」(九工大企画)の二つ。
今日は西南学院大学との交流会でした。風景デッサンにビブリオバトル、と充実した内容でした。西南学院大学の皆さん、今日は一日ありがとうございました。
— 九工大文藝部 (@kyutech_bungei) 2018年9月5日
もう少し詳しく記していこうと思う。
風景デッサン
風景デッサンって何? という方が大半だろう。・・・・・・いや、どうだろう。物書きの練習としては割とありきたりなのだろうか。
やることといえば名前の通り『風景をデッサンする』。ただし絵を絵を描いて表現するのではなく、文章で風景を表現するのだ。
これがやってみると意外に難しい。海一つを表現するにしても「きれいな青い海がどこまでも続いている」のように書くにしても、どのようにきれいなのか? どんな青なのか? といった一つ一つの描写に個性が出てくる。風景から一つの物語を描き出した人もいるし、詩を綴ってくれた人もいたりして、表現方法まで大きく変わってくる。
文章の奥深さを再認識できる。そんな企画でした。
いい写真が撮れました! pic.twitter.com/6EZFeXAKLG
— 古詠しおり (@Koyomi_Shiori) 2018年9月5日
ちなみに上の古詠しおりちゃんの写真のような場所を散策し、風景デッサンを行いました。
完成した作品は西南で開催される学園祭にて、展示されるかもしれないということなので乞うご期待。美しい風景の写真と、文章の織りなす世界を楽しめるはずです。
ビブリオバトル
さて九工大が企画しましたビブリオバトル。九工大では度々やっていましたが、今回は西南学院大学の生徒も交えてのビブリオバトル。やはり緊張感が違います。
やり方といたしましては、
まずグループごとに別れて予選を行い(発表4分、質疑二分)、それぞれのグループから代表者を出して決勝戦(発表五分、質疑二分)を行いチャンプ本を決めました。詳しいことは決めず『楽しむこと』に重点を置き、発表の最初は自己紹介をすることで交流も進むと。我ながら良い企画なのではないでしょうか。
ざっくりと決勝進出を果たした人が紹介してくれた本をまとめてみましょう。
『月光』間宮夏生著・・・・・・ラブコメ的展開とミステリの融合
『心が叫びたがっているんだ』・・・・・・映画のノベライズ。心理描写が丁寧。
『小説仮面ライダーエグゼイドマイティノベルX』・・・・・・画面ライダーエグゼイドのノベライズ版。
『陽炎太陽』綾﨑隼著・・・・・・幼馴染みと彼女。二人の女性を巡る物語。
『虹色ほたる 永遠の夏休み』川口雅幸著・・・・・・涙なしでは語れない。大人も楽しめる児童小説。
ジャンルも雰囲気も何もかもがバラバラな作品の数々。それぞれが自分の言葉で5分間という時間を使い語ってくれました。全員優勝・・・・・・としたいとことではありますが、厳正な投票の結果チャンプ本は『心が叫びたがっているんだ』と『小説仮面ライダーエグゼイドマイティノベルX』を紹介してくれた九工大文藝部の部員に決定。
喜びを語ってくれました。
楽しい時間はあっという間に終わってしまう。
最初はちゃんと進めるのか、少なからず不安がありました。しかし、風景デッサンからビブリオバトルに至るまで、九工大と西南の部員全員で楽しい時間を過ごすことができたと思います。
西南の皆さんも九工大の後輩達も、全員。
お疲れ様でした。
そして、
ありがとうございました。
今後もこのような交流ができたらと思います。その際は、是非九工大文藝部公式Twitter(九工大文藝部 (@kyutech_bungei) | Twitter)のDMまでご一報をどうぞ。